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2009年4月10日 (金)

2・26強制執行阻止闘争に対する全国連本部見解を徹底弾劾する西郡支部声明

 「2・26強制執行に関する
 全国連本部見解」を徹底弾劾する声明

                           2009年4月7日
         部落解放同盟全国連合会西郡支部
                      八尾市桂町6-18-20
                   TEL・FAX 072(991)7729

【1】道州制攻撃に風穴をあけた2・26闘争

●「強制執行くるなら来い!」と腹を固めた時に、私たちの勝利はきまった
 恐慌は資本主義の終わりをつきだしている。資本家は労働者にすべての矛盾と犠牲をおしつけることしかできず、ついには生存以下の奴隷労働においやってきた。しかし、そのことが幾百万労働者を「生きさせろ!」と決起させずにはおかないのだ。
 強制執行との闘いは、今始まっている恐慌が革命の時代であり、労働者は団結すれば必ず勝利できることを証明した。
●「絶対出て行かない!」たたかいが、敵を強制執行(国家暴力の発動)に追いつめた
 応能応益もその一つだが、国鉄分割・民営化以来の新自由主義は世界金融恐慌となって破綻した。道州制は、企業がこの破綻をさらなる「新ビジネスのビッグチャンス」と医療・教育、住宅から飲み水にまで群がって民営化しようという攻撃だ。警察と自衛隊、消防を除く360万公務員を全員解雇、選別再雇用し、徹底した分断と競争で自治労や日教組など労働組合をたたきつぶそうとしている。
 これがどこへ行きつくか、アメリカを見たらよく分かる。医者も教師もワーキングプアに転落しフードスタンプ(食糧配給)で生活している。貧しい家庭の高校生は食べるために軍隊に勧誘され即戦場に送られている。
 日本でも青年学生たちは、まったく同じ状態にたたき込まれている。こんなことが法の名の下にまかり通っていいはずがない!
 八尾市住宅管理課と地区協(解放同盟本部派)はグルだ。住民同士で解決してきたことも応能応益で全部行政が決めている。地区協は「見返りと引きかえ」(吉村議員)に「地元合意」の判子をついてきた。すでにこの10年で1000人が自分から出て行ったという形で西郡から追い出された。
 だが森本さんは「私は絶対出ていかない」と立ち上がった。応能応益絶対反対・西郡住宅闘争が森本さんを獲得し、ついに地区協支配をぶっ飛ばしたのだ。八尾市は、道州制による危機突破を後押しに、むき出しの国家暴力を発動して、現にそこで花屋を営む住民をたたき出す以外なくなった。
 2・26強制執行実力阻止闘争は、6000万労働者の先頭で根底からの怒りを解き放った。恐慌の時代、住宅闘争が革命に発展する展望をおし開いたのだ。
●八尾北労組のストライキ決起で労働者のひとつの団結が生まれた
 八尾北労組は真剣な議論を積み重ね、道州制=民営化への怒りで森本さんの決起とつながった。部落差別による分断を実力でぶち破るストライキを決断した。森本さんは勇気をもらい「強制執行を絶対に許さない!私は一歩もひかない!労働者の団結に生きる!」と書いた横断幕をベランダに掲げた。資本が打ち込む部落差別による労働者の分断を双方から打ち破り、ひとつの労働者階級として団結する歴史的闘いが始まったのだ。
 こうして八尾北労組のストライキを土台に、支部も労組も守る会も、医師も患者も看護師もヘルパーも、公務員も民間も、正規も非正規も、障害者も、在日・滞日も、部落民もみんながひとつの労働者階級として団結し、逮捕覚悟でスクラムを組んだ。八尾市住管は裁判所を盾に機動隊まで導入したが、最後までこのスクラムを崩せず裏口から強盗のように侵入した。奴らは森本さんから店と住宅を奪い取ったが、私たちは「この団結があれば必ず勝利できる」という武器を握りしめたのだ。
 
【2】「西郡のように闘おう」と足下から揺さぶら    れ、必死で決起を圧殺する本部

●むきだしになった権力弾圧への恐怖
 全国連本部は強制執行とたたかうことなど絶対にできない。弾圧が恐いからだ。
そもそも中田書記長が略式起訴に屈服し、それを開き直って「広島差別事件」をでっち上げたときに中央本部自体が骨がおれてしまっているのだ。
 弾圧を恐れるところには団結は生まれない。団結がなければ弾圧と闘えない。
「住宅は取られたが、人間として誇りを持って生きていけるすばらしい団結をかちとった。人生で最高の闘いをやり抜いた」(森本さん)。森本さんの勝ちどきは、共に強制執行とたたかったすべての労働者の確信だ。だからそこにははち切れんばかりの笑顔があふれていた。「強制執行くるならこい!こう言い切った時に、労働者は自らの身体にまきついた賃金奴隷のくさりをひきちぎり、社会の主人公となって登場する」(労組ストライキ宣言)。
 権力は森本さん一人の決起から6000万労働者の住宅闘争に火がつくことを恐れ一人も逮捕できなかった。弾圧をはね返した私たちの闘いは、弾圧で西郡闘争がつぶれてくれと期待していた全国連本部を打ちのめした。
●追いつめられた中央本部の悲鳴が口汚いデマのでっちあげだ
 今や全国連の体内から西郡のように闘おうというエネルギーがあっちでもこっちでも噴き上がっている。必死でこれを抑えつけるために本部は「森本さんは供託者ではない、迷惑行為めぐる条令違反」「もともと他の同和住宅に住み、店も大阪市内に別にもって営業している」というデマをねつ造し、森本さんをののしっている。私たちは絶対に許さない。だが、こんなデマが通用するはずがない。
●「強制執行になったら負け」-それは奴隷の屈服だ
 続けて本部は「はたして強制執行まで行く必要があったのか。役所の攻撃を安易に許さない・・努力をせず・・村同士の対立に油を注ぎ・・強制執行に道をあけた」「八尾北の3人のために森本さんを身代わりとして利用した」と書いている。
 応能応益が住宅民営化による住民追い出しだということがここには全くない。本部は弾圧(強制執行)に屈服して応能応益=民営化賛成に転落したのだ。そして今や、幹部だけが交渉して払い下げなどのおこぼれに預かろうと思っている。地区協の「見返り」要求と同じだ。全国キャラバンのビラでも「応能応益の功罪」とか「適正家賃」を求めると明記している。そして供託闘争をやめ「分納方針は屈服じゃない」とたたかいを圧殺して回っている。
 だが、応能応益絶対反対は革命の問題だ。住宅闘争は6000万労働者のたたかいなのだ。
 実際に、前日にはバリケード工事を中断させ、スト通告妨害に動員された市職員と対決し、26日当日も、早朝からベランダで森本さんを先頭に5名が次々と決起を呼びかけ、正面玄関をスクラムをくんで闘う仲間たちがガードマンを味方に付け、市職員も次第に目を伏せて動揺させていった。6000万労働者に闘いの中でドンドン分岐を作りだし、この団結を一気に拡大していくが時がきているのだ。
 本部の弾圧への恐怖、奴隷の思想が分納方針だった。西郡はこれをきっぱりと拒否し、絶対反対で闘って、ドンドン団結を拡大してきた。
 「逮捕者も出るかと思っていたが拍子抜け」(本部)「(森本さん)には八尾北に責任をとってもらうと決めました」(吉岡)。こんな無責任な吉岡に「期待が高まっている」と、吉岡のしっぽにくっついて西郡潜入を全国連本部は考えているが、予めの破産を宣告しておく。徹底的にたたきのめそう。

【3】八尾北労組のストライキ決起に心底打ちの    めされた全国連中央本部

●森本さんの決起を道州制に風穴をあける大闘争におしあげたストライキ
 中央本部は「生きさせろゼネスト」に利用すると批判する。冗談じゃない。森本さんの住宅追い出しが、6000万労働者の「生きさせろ!」の怒りと結合したことに正義性も勝利性もある。これを実現したのが八尾北労組のストライキ決起だ。
 ストライキは、日々、刻々、労組員が膝をつき合わせて真剣な討議を積み重ねて組織されていった。スト権投票の賛成票を遙かに上回る組合員が当日ストライキに決起し、現場でスクラムを組んだのだ。
 「森本さん個人のために八尾北を閉める!?どうせとられるなら『住宅に住めるように考えたれや』と思ったが、ちがう」「森本さんと自分は労働者としてつながってるんや」「資本主義を倒すチャンスが来ているところから考えるんやな」とドラスティックに労働者は決起していった。
 問題は、資本主義の救済か打倒か、労働組合の路線と指導部の問題だ。
 八尾北労組は、森精機の派遣労働者や地域の労働者を組織し、また、3・6道州制粉砕の闘いと一体になって国鉄や自治体、教労など機関産別の労働者をも組織して、ともにスクラムを組んだ。
 こうして八尾北労組のストライキが、6000万の先頭で道州制攻撃に風穴を開ける闘いへと2・26闘争を押し上げたのだ。
●労働者・労働組合の自己解放性-「地域医療守れ」「聖職者論」とのたたかい
 中央本部は、「地域医療は労働者に犠牲を強いる」とスト宣言が書いていることを取り上げ、これが日本共産党の矢田教育差別事件と同じだと決めつけている。また、「利用はしても腹の中には村人のために、住宅や医療を守る気などさらさらない」といってストライキを襲撃している。
 改めてはっきりさせよう。「地域医療を守れ」は、労働者を資本主義の奴隷の鎖に縛り付ける資本家の考えだ。
 そもそも資本家は人間の命や健康がどうなろうが全く関心がない。彼らの関心はただ一つ、もうけるか損するかだけだということなのだ。
 現に今、「国民皆保険制度」の幻想も吹っ飛び、保険料を人頭税のようにむしり取り、無保険者が膨大化している。道州制で全国1000ある公立病院は全て廃止か民営化だ。医者も労働者も過労でワーキングプアそのものにされようとしている。
 問われているのは資本主義を打ち倒し、労働者の手に全てを奪い返すことだ。 このときに「地域医療を守れ」の考えは、労働者を資本主義の枠の中に縛り付け、労働者と患者を分断して利害を対立させ、労働者の革命への決起を抑えつける役割をになうものだ。
 ストライキは、労働者を奴隷から人間にする。本当の主人が資本家ではなく労働者であること、労働者の状態は絶望的ではなく、ひとりぼっちではないことを思いださせる。労働組合の活動は狭い利己的なものではなく、ふみにじられている幾百万の人民の解放をめざすものだ。八尾北労組は初めてのストライキの中で、自分たちにはその力がある、できるんだという確信を急速につかみとっていった。
 中央本部に言っておく。労働組合に解放運動・住宅闘争を持ち込むな(逆ではないぞ!)と二組をでっち上げて八尾北労組をつぶしにきたのはおまえたちだ。なにが「日本共産党が『同和教育は労働者に犠牲を強いる』と書いていることウリふたつ」だ。
 いま全労連指導部は、道州制・民営化絶対反対に反対し、八尾市立病院の地方公営企業法の全部適用にも率先賛成している。労働者の利害を言うな!地域医療を守れ!と、労働者の階級的団結を破壊し、決起をおさえつけている。
 中央本部も一緒になって、「村人のために医療を守れ」「地域医療を守れ!」と大合唱し、ストライキに敵対してきた。要するに労働者が革命的階級であることを否定し、おとなしく地域医療に奉仕しとけと、自らがスト破りになったのだ。
●ただひとつの階級的団結をつくりだした八尾北労組のストライキ
  中央本部が打ちのめされているのは、労働者、労働組合は差別者であり、絶対ひとつに団結するなどできない、糾弾されないと階級になれないと主張してきたことが、2・26で実践そのものとして完全に粉砕されてしまったことだ。
 森本さんは「われわれは勝った!これからもこのムラで労働者の団結に生きる!」と言い切った。「団結の力はすごい!」「ひとつになれたと涙が出てきた」「私らはすごいことができた」「八尾北の民営化がちっとやそっとではできひんでということを示した」と労組員も生き生きと語っている。
 2・26八尾北労組のストライキは、労働者の革命の中に部落解放を実現するという革命的部落解放闘争そのものを作り出していっている。
 中央本部は、去年1月の拡中委で、広島差別事件をでっち上げ、革共同への差別糾弾闘争を自民党や解放同盟本部派、解放派とも手を組んでやる方針を打ち出した。そこから急坂を転げ落ちていった。彼らは、革命の時代からの逃亡者だ。資本や国、行政に対して、絶対反対がないし怒りがない!すべてを村や部落民から見る。「部落差別」を利用して一部の利得をえることが目的になり、部落民の自己解放闘争を階級闘争全体から切断して、労働者との団結を破壊している。
 だが、2・26西郡闘争はこれをぶち破った。そもそも動労千葉の労働運動と共に、革命をめざす解放運動を作っていくのが全国連結成の目的だった。中央本部は西郡闘争がある限り、自分たちの裏切りと破産がドンドンはっきりする。西郡闘争がいよいよ300万部落民・6000万労働者の怒りと結びつく時だ。
 
【4】今こそ全国連本部、地区協をぶっとばし、
    動労千葉とともに主流派に躍り出よう

●私たちの闘いは、次の段階に突入した
 3月25日、国鉄1047名解雇をめぐる鉄建公団訴訟高裁判決が出た。「不当労働行為があっても解雇は有効」「分割・民営化に反対した度合いで慰謝料ゼロか半分」にし、動労千葉排除の意思を露骨に貫いて1047名を分断し、国鉄闘争をやめろという反動判決だ。
 今や、裁判所や警察権力、国や地方行政は、危機に立つ資本家を救済するための道具でしかない。道州制=民営化・団結破壊をしゃにむに強行してくる。だが、その時必ず無数の森本さんが決起してくる。国鉄闘争の4者4団体、地区協や八尾市職労共産党執行部をはじめ連合や全労連の体制内指導部は「国や会社がつぶれてもいいのか」と屈服し、道州制推進の手先になっている。これがやっとのことで労働者の決起を押さえつけているのだ。これを打ち破ることに一切の勝利の鍵がある。
絶対反対、階級的団結こそ勝利の道だ。
●生きさせろ!ゼネストへ。動労千葉と共に 1 1 月一万決起で団結を拡大しよう
 2・26敵対全国連中央本部「見解」を私たちは断じて許さない。だがこれは完敗宣言だ。そして、4者4団体派に野合して生き延びようと言う選択だ。大歓迎だ。
 資本主義の危機はいっそう凶暴な攻撃を引き出し、それ自身が300万きょうだい、6000万労働者を、生きんがための巨大な政治的行動に引き入れいていく。
 動労千葉=11月派の私たちだけがその怒りと結びつき、資本主義を終わらせ、労働者の手に全てを奪い返す団結をつくりだすことができる。
 4月25日1047名解雇撤回・JR尼崎事故弾劾に立ち上がり、労働運動、解放運動、あらゆる職場、戦線で体制内指導部との分岐を作り出し、11月1万決起で主流派に躍り出よう!

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